製造業技術者向けAI研修 オンライン実施事例

製造業技術者向けAI研修 オンライン実施事例

ミネベアミツミ株式会社、新田ゼラチン株式会社の各社にて、製造業向けのAI研修を実施しました。自社のAI人材育成も含めたプロジェクトを検討するタイミングで、初心者向けの半日研修を受講いただきました。
前半部はセミナー形式にて、AI(人工知能)の概念、機械学習や統計量の基礎などを確認。後半部では、事例紹介とデモでデータ解析の流れを、ハンズオンで自ら手を動かしながらデータの可視化を学びました。

[ AIハンズオン研修のポイント ]

  • データ解析の基礎を学ぶ
  • スカイディスクの事例をベースにした講義内容
  • 完全オンライン環境にて実施
目的
・AIを実務で扱う前に、データ解析やAI活用の大枠を掴む

研修内容

どちらの研修でも受講者、研修担当者、講師か自宅など各地からオンライン参加。
前半部はセミナー形式、後半部はハンズオン形式にて実施しました。講習時間は90分かける2コマです。

左:各地からオンライン参加(ミネベアミツミ様)、右:希望者は研修会場からリモート参加(新田ゼラチン様)

1.セミナー形式で基礎知識を学ぶ

データ分析の指針を構築できるように、AIの概念や機械学習の仕組み、データを定量的に評価する上で⽋かせない統計量などについて学びました。

また、データの種類、データを可視化する様々な表現⽅法について学びました。データの種類によって数値そのものが持つ意味が⼤きく異なることを理解いただき、データごとに適した統計量・可視化方法を選ぶことで、その⼤局的な性質を一見して把握できることを目指しました。

教育コンテンツの資料(一部)

2.データ分析の流れを事例デモで理解

データ分析の流れを⼤まかに把握することを目的としました。
事例について知りながら、実案件で⽤いられるデータ分析⼿法と、その操作画面の解説を聞くことで、データ分析の流れを⼤局的に掴んでいただきました。

3.AIハンズオン研修

セミナー形式で学んだ内容について、実際に⼿を動かしながらPythonで実行する操作を学びました。
今回は、基本的な統計分析やデータ可視化を学び、演習課題のデータセットについてデータの性質を捉えることができました。

研修にはオンライン会議システム「Zoom」と、ブラウザ上で簡単にプログラムが実行できるツールである「Jupyter Notebook」を使用。Jupyterを受講者側でインストールする必要はなく、オンライン環境はスカイディスクが用意いたします。

また、オンライン環境でのハンズオン研修については、「リアル環境よりも良かった」「Web開催は受講しながら調べやすいのでいい」「質疑応答もオンラインで迅速に対応していただき、全く問題は感じませんでした。」と、好評でした。

【初学者向け・研修プログラム項目(半日研修)】

受講者の声 ミネベアミツミ

実案件でAIを学びつつ、しっかり実例をつくっていきたい

製造メーカーとの具体的な事例について、講座のなかで紹介していただいたのがよかったです。より理解を深めるために、さらに他の事例についても知りたいと感じました。
自部署では研修による座学というより、実地で必要な知識について学んでいくことが多いです。社内のAIリテラシーを向上したいと思い、今回AI教育についてトライアルをお願いしました。今後はAIを業務でどのように使えるか、検討を進めていきたいと思います。
画像検査、騒音検査について機械判定化を進めるべく、現状はまだ試験ラインでAIを扱い始めたばかりです。精度についての評価基準などいろいろと苦労するポイントがありますが、都度勉強しつつ、まずは業務で実例をつくっていきたいです。
(ミネベアミツミ ステッピングモーター事業部 大矢様)

受講者の声 新田ゼラチン

次ステップは自社でどうAI導入を進めていくか

総評的によかったと思います。大きなギャップはなく、イメージ通りの研修内容でした。AIについては数年前から情報収集や検討をしていたものの、どこから手をつけたらいいのか、具体的な話が進んでいない状況でした。今回タイミングよく、トライアルとしてまずは教育から手を付けることができました。
弊社では、組織横断的にいろんな部署から人が集まって、サブプロジェクトという形でAI導入に着手し始めたところです。そういった新しい活動は会社としても活発で、中長期的な計画の種まきになっています。研修内容は多少厳しくてもいいのですが(笑)、既存の仕事もあるなかでプロジェクトを進める難しさはあります。
次のステップは自社でどういう風に進めていくか。研修を受講したメンバーとも、研修後にこれからどう進めていこうかという話をしました。うまく、スモールスタートでAI導入できたらと考えています。
(新田ゼラチン 生産本部 技術開発部 恒藤部長)

※「ハンズオン(hands-on)」とは、体験型の学習方法のひとつです。IT系ではキーボードに手を載せ、実際のコード操作をしながら学ぶことを指します。動画を用意したのでご覧ください。

会社情報 ミネベアミツミ 株式会社

Webサイト
ベアリングなどの機械加工品、モーター、計測機器などの電子機器部品の製造および販売を行う総合精密部品メーカー。超精密機械加工技術とエレクトロニクス技術の融合を武器として、世界シェアNo.1製品を多数所有。「Passion to Create Value through Difference」を掲げ、オンリーワンのものづくりに取り組む。世界中に生産拠点を持ち、海外生産比率は約9割となっている。

ミネベアミツミ

会社情報 新田ゼラチン株式会社

Webサイト
ゼラチン市場のリーディングカンパニー。食品用、医療用をはじめとするゼラチンなどコラーゲン素材、コラーゲンペプチドや接着剤、食用ゲル化剤、品質安定剤など、コラーゲン素材をベースとする高付加価値製剤の製造および販売を行う。フードソリューション、ヘルスサポート、バイオメディカルの3つをコア領域に展開し、日本国内はもとより、米国、中国、インド、ベトナムなど、グローバルに市場を拡大する。2018年に創業100 周年を迎えた。

新田ゼラチン

[ 関連リンク ]

製造業向け 社内AI人材育成
https://skydisc.jp/education/

製造業向けAIを推進するスカイディスク、自社に最適なAIプロジェクト実現のための 「製造業向けAI人材育成サービス」を提供開始
https://skydisc.jp/information/2202/

製造業向けのAIハンズオン研修について、「3つの密」避ける完全オンラインで実施し、事例を公開。ミネベアミツミ、新田ゼラチンなどで実施。オンラインでも変わらない満足度
https://skydisc.jp/information/2485/

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