振動センサ、インターフェース、AI(人工知能)分析がセットになった設備保全パッケージ

株式会社スカイディスク（本社：福岡県福岡市、代表取締役CEO：橋本 司 以下「当社」）は、振動センサ、インターフェース、AI(人工知能)分析をセットにした、機械の異常診断や経年劣化の様子を可視化できるパッケージサービス「スマート聴診棒 振動版」を開発しております。このサービスを、2018年9月5日〜7日まで名古屋で開催される「スマート工場EXPO」にて初披露いたしますので、お知らせいたします。

■「スマート聴診棒 振動版」開発の背景

当社ではこれまで、スマートフォンのマイク機能を使って収録した「音」により、機械の良否判定ができる「スマート聴診棒」というアプリサービスを提供してまいりました。これは、高度な技術を保有している熟練の技術者が聞き分けて異常診断していた、それぞれの機器から発せられる固有の振動音を、AI搭載のアプリが判定するサービスです。
しかし、一般的には音よりも「振動」をデータとして取得し異常診断を実施する手法がスタンダードです。「振動データを分析できて、簡単に始められる商品が欲しい」という顧客ニーズも顕在化しており、今回当社では、音だけではなく振動データそのものを取得できるセンサもセットにしてパッケージ化いたしました。

「スマート聴診棒 振動版」は、工場の規模や人員配置などの状況に対応できるよう、ハンディの振動計で手軽にデータを取得し、スマホで診断結果を見ることができる「巡回監視型システム」と、常設型のセンサを設置し、人が見回らなくても遠隔で状態監視ができるようになる「常設型システム」の2種類を開発しており、工場ごとのニーズにより選択可能です。常設型システムでは、データを取得し続けることでVrms値（※）を算出し、異常の予兆を検知できるような劣化診断の機能も搭載予定です。
※振動の「速度実効値」のこと。（Vは速度velocity　rmsは二乗平均平方根root mean square）。この値が大きくなると一般的に故障の可能性が高くなります。

商品説明動画をご用意しましたのでぜひご覧ください。
URL：https://youtu.be/QyFJC1PrOjM

■巡回監視型システムについて

1.お手持ちのスマートフォンに、AIアプリケーションをインストールします
2.ポータブル振動センサを異常診断をしたい設備機器の近くに設置します
3.スマホ内のAIアプリから結果を確認することができます
　
【こんなシーンに向いています】
・配線が困難な場所にあり、手軽に計測したい

■常設型システムについて

1.異常診断をしたい設備機器にセンサを設置し、データ変換記憶装置へ接続します
2.予め設定しておいた頻度でデータを取得し、PCのブラウザからいつでも結果を確認できます

【こんなシーンに向いています】
・常時監視をしたい
・複数のセンサで同時に測定したい
・測定を自動化したい

■結果測定画面

AIで算出した異常スコアを元に、異常を検知できます。常設型システムの場合は、閾値を超えた場合にアラートを出す機能も搭載予定です。

※振動の「速度実効値」のこと。（Vは速度velocity　rmsは二乗平均平方根root mean square）。この値が大きくなると一般的に故障の可能性が高くなります。

■初披露デモンストレーションについて

2018年9月5日（水）〜7日（金）まで名古屋で開催されるスマート工場EXPO2018で、本サービスのデモンストレーションを初披露いたします。
詳細：http://www.sma-fac-nagoya.jp/

巡回監視型、常設型システムに含まれる振動センサの実機もブースに展示いたしますので、この機会にぜひお越しください。

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【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
株式会社スカイディスク　高井
TEL: 080-8424-2195 
E-mail: contactus@skydisc.jp

【SKYDISC】プレスリリース180904