AI x SaaS生産スケジューラ「最適ワークス」のスカイディスクが福博印刷と業務提携

九州エリアにおける大手〜中小製造業・印刷業のDX推進・クラウド化を加速

国内製造業のDX支援を行う株式会社スカイディスク(本社:福岡県福岡市中央区、以下「スカイディスク」)は、株式会社福博印刷(本社:佐賀県佐賀市、以下「福博印刷」)とAI x SaaS生産スケジューラ「最適ワークス」のパートナー契約を締結しました。
これにより、九州エリアでの「最適ワークス」販売を強化し、大手だけでなく中堅・中小を含めた製造業・印刷業のDX推進・クラウド化を加速していきます。

業務提携の背景と目的

企業のデジタル化は喫緊の課題となっています。経済産業省が2018年に公開した「DXレポート」には、過去にオンプレミスで構築されたレガシーシステムに依存するリスクが言及されています。企業特有の仕様の複雑化や担当エンジニアの退職による仕様のブラックボックス化、また、システムが使用しているアプリケーションのサポート切れといった老朽化の進行などの課題があることから、企業がこれらのシステムに依存し続ける場合、2025年以降最大12兆円にものぼる経済損失が経済全体に発生すると指摘しています。

これからの製造業、印刷業でも同様にオンプレミス、フルスクラッチの開発に極度に依存したシステム利活用戦略から、クラウド、画一的なシステムの利活用と、企業の優位性の基盤となる独自システム開発の両立に移管していくことが求められています。
加えて、これらの業界では近年、多品種少量の潮流により生産計画が複雑化しています。生産過程では製品ごとに異なる条件により、人間の頭では考慮しきれない多くの条件を考慮して生産計画を立案する重要性が増しています。

しかし、スカイディスクが製造業従事者350名以上を対象に実施した「生産計画へのツール導入に関するアンケート」によると(※1)、実に80%以上が「未導入」「検討中」「過去に検討したが諦めた」と回答しており、本分野でのデジタルツール活用が進んでいない現状があります。また、ツールを既に導入した企業でも、その90%以上が「運用に課題がある」と回答しています。

新型コロナウイルスによる不確実な状況、かつ、円安に起因する資源・原材料価格の高騰など、業界全般として厳しい事業環境下に置かれています。中長期的な円安トレンドの継続が想定される中、事業を継続的に成長させていく為には、人材や設備をより効率的に活用し、原価上昇を抑制していくことが求められます。特に、工場の生産効率を上げていくためには、ハードウェアへの投資だけでなく、オペレーションへの投資・クラウドシステムも活用したDX化の重要性が高まっています。

スカイディスクは、製造業の生産計画をAIが自動で立案するSaaS 「最適ワークス」の普及を通して、生産計画を起点とした製造業DXを推進しています。また、AIによりルーティンワークの効率化を図ることで、従業員にチャレンジの機会を提供したり、新たなスキルを学ぶ機会を提供したりするなど、人的資本経営の実現も支援しています。

福博印刷は、九州でトップクラスの規模や設備を誇る工場を持つ印刷会社です。同時に、印刷物を「情報を扱うもの」として捉え、データ分析コンサルティングやAI活用支援による、企業のDX推進支援を展開しています。

今回、両社ともに製造業、および、印刷業のDXを推進するという目的が一致し、パートナーとしての連携強化を進めることとなりました。 すでに製造業のみならず、同じく生産計画のシステム化の進んでいない印刷業の一部企業においても、最適ワークスの利用実績を得ております。

最適ワークスについて

最適ワークスは株式会社スカイディスクが開発・提供する、製造業向けAI x SaaS生産スケジューラ(生産計画自動立案システム)です。「いつまでに、何個、どの製品を」というオーダー情報から、AIが設備稼働・人員配置の割付け計画を瞬時に立案します。
独自開発エンジンにより、マスター設定にかかる手間を劇的に改善。製造業各社がスモールスタートできるサービスを実現しました。製造業のみならず、一部の印刷業における計画立案でも利用実績があります。

製品サイト:https://saiteki.works/

福博印刷株式会社 会社概要

1948年創立。受注型製造業としての印刷会社から、情報加工産業としての印刷会社へ転換を図り、チラシやパンフレット等の商業印刷を中心に、販売プロモーションに必要な付帯するサービスであるWebシステムやWeb運営、ブランディング、コンサルティング、データマイニング等への取組、また、印刷業界ではAI(人工知能)を先行して導入し、様々な実証事業(需要予測/画像解析等)を展開しております。従来の印刷を超えるサービスを提供することを目指しております。
本社所在地:佐賀市兵庫南4丁目22番40号
代表者:代表取締役社長 宮原 和弘
設立:1948年9月
会社サイト:https://www.ding.co.jp/

株式会社スカイディスク 会社概要

2013年の創業以来、製造業を中心に約200社のお客様と450以上のプロジェクトに取り組んできました。そこで得た知見・ノウハウをサービス・プロダクトとして世の中に還元することが私たちの使命だと考えています。
「ものづくりを、もっとクリエイティブに」をミッションに、人が人にしかできない創造的な仕事に打ち込む世界​の実現に向けて、AIを活用したDX支援に取り組んでいます。
本社所在地:福岡県福岡市中央区舞鶴2-3-6 赤坂プライムビル4F
代表者:代表取締役CEO 内村 安里
設立:2013年10月1日
事業内容:AIを活用したDX支援
会社サイト:https://skydisc.jp/

<注記補足>
※1 生産計画へのツール導入に関するアンケート…製造業従事者 352名を対象に実施(期間:2021年10月〜2022年6月)。生産スケジューラの導入状況について、導入前(未導入・未検討:35.2%、導入検討中:27.6%)が6割超。導入の前後で課題にぶつかった企業(未導入・過去に検討したことがあるが諦めた:18.5%、導入済・運用に課題がある:17.3%)が約4割を占めました。「導入済・運用もうまくいっている」と回答したのは僅か1.4%に留まりました。

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【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
株式会社スカイディスク 福間
TEL: 0120-29-1331
E-mail:contactus@skydisc.jp

【SKYDISC】プレスリリース230307

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