製造現場へのAI導入を推進するスカイディスク、工場インフラ設備の可視化とAIによる自働化サービスをFOOMA JAPANで初披露
製造業に特化しAIサービスを提供する株式会社スカイディスク(本社:福岡県福岡市、代表取締役CEO:橋本 司 以下「スカイディスク」)は、中島工業株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:山脇 秀敬、以下「中島工業」)、AIエンジニアリング株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:普天間 大介、以下「AIE」)と共同で開発中の「工場ドクター“FORS”」の第一弾となる AIによる水処理設備向け 自働化サービス【Suizin(水神)】を、2019年7月9日(火)〜12日(金)に東京ビックサイトで開催される「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)」にて初披露します。
図:工場ドクター“FORS” 全体イメージ
■工場ドクター”FORS”の主な機能
AIEが提供するサービス「工場ドクター“FORS”」は、下記機能が標準で搭載されます。
1. 設備の状況をリアルタイムで把握できるダッシュボード画面
2. 装置の故障を検知しメールでアラートを通知する機能
3. リアルタイムの数値で報告書の作成ができる機能
これにより、稼働状況をどこでも把握できるようになり、安定稼働に必要なデータ収集はもちろんのこと、点検等の作業工数の削減やコスト削減、付帯設備の最適化などに貢献できます。
◾︎水処理設備向け 自働化サービス【Suizin(水神)】とは
工場ドクター“FORS”の中でも、水処理設備向けに特化したサービスの名称で、スカイディスクでは【Suizin(水神)】で可視化されたデータをAIで解析し、稼働率向上や品質改善を実現する機能を提供します。
◾︎開発の背景
スカイディスク、中島工業、AIEは2018年1月に、食品工場の水処理向けAI・IoTサービス構築検討のため、企画・研究・開発・設計業務に関する基本合意書を締結しました。以後、経営に大きなインパクトを与える浄水業務へAI技術適応を目指して、浄水から排水までの一連の水処理分野における開発を進めてまいりました。
具体的には、工場の井戸水を浄化するろ過器にセンサーを設置し、データをAIで分析することで、逆洗(※)のタイミングや回数を最適化し、作業工数とコスト削減に繋げています。
この実績から、どのようなデータをどう取得し、AIでどう解析をすれば価値が出せるか、というノウハウを集約し、どの工場でも利用できるような汎用性を持たせたサービスが、今回初披露する工場ドクター”FORS”の【Suizin(水神)】です。スカイディスクでは今後、このサービスと連携したAI機能を追加予定です。
※逆洗とは、地下水をろ過するためのフィルター「ろ材」を洗浄するために、自動的に水を逆方向に流し、汚れを捨て去る仕組みのことです。多くの工場で逆洗は1日1度決まった時間に実施されており、タイミングが最適化されていませんでした。
◾︎初披露のデモンストレーションについて
2019年7月9日(火)〜12日(金)まで東京ビックサイトで開催される「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)」にて、工場ドクター“FORS”の標準機能及び、【Suizin(水神)】のデモンストレーションを初披露いたします。
このデモでは、逆洗にAIを適応するために必要な、データの可視化についてご紹介いたします。
詳細:http://www.foomajapan.jp/
この機会にぜひお越しください。
図:【Suizin(水神)】の画面イメージ
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