九州大学サイバーセキュリティセンターと共同研究を開始
九州大学サイバーセキュリティセンターと共同研究を開始
株式会社スカイディスク(本社:福岡県福岡市、代表取締役CEO:橋本 司 以下「当社」)は、九州大学サイバーセキュリティセンター(センター長:岡村 耕二、以下「サイバーセキュリティセンター」と共に、スマートファクトリー化におけるIoT/AIセキュアクラウドプラットフォームの共同研究を開始いたしますので、お知らせします。
■共同研究の背景
工場内にIoT、AIサービスを導入する際、大きな課題の一つに「セキュリティの担保」があります。これはサイバー攻撃を受けたIoT機器が不正アクセスやデータの盗難などの踏み台とならないように、安全運用を行うためにどのように対策するかという課題です。
1. データを安全にクラウドへ送りたい
2. 安全に外部からのインターネットを経由して接続したい
3. IoT機器への攻撃から守りたい
未知の脅威に対応可能な人工知能の開発や、自分自身で改良していく人工知能デバイス、ネットワークの下層レイヤにて、セキュリティを担保するプロトコルおよびセキュリティデバイスの研究を進めるべく、サイバーセキュリティセンターと共同研究をすることとなりました。
■共同研究の概要・詳細
サイバー攻撃を受けたり、工場内にあるデバイスからデータを抜かれたりしたとしても、IoT、AIのサービスの安全運用ができるよう、ブロックチェーン技術(※1)の活用や人工知能のFPGA(※2)実装などで、スマートファクトリー向けのセキュアなプラットフォームの共同研究を開始しました。
当社は、IoTクラウド環境・AIモデルを提供し、サイバーセキュリティセンターは、セキュリティアルゴリズムのFPGA実装によるパフォーマンス向上と実現性の研究を実施する予定です。
※1 分散型台帳技術または分散型ネットワーク。改ざん耐性に優れたデータ構造を持ち、取引の透明性とプライバシー保護を両立できる技術。
※2 製造後に構成を設定できる集積回路
【研究概要】
共同研究題目:IoT/AIセキュアプラットフォームに関するセキュリティ手法の研究
共同開発期間:2018年6月1日〜2019年3月31日
研究室:九州大学サイバーセキュリティセンター 准教授 金子 晃介
・九州サイバーセキュリティセンターについて
九州大学サイバーセキュリティセンターはサイバーセキュリティ分野における教育及び研究に取り組む組織として年12月1日に九州大学に設置された組織である教育面においては様々な企業や福岡県警察と連携しながら九州大学の学生や教職員への情報セキュリティ教育を強化し情報セキュリティに精通した人材の育成に貢献している研究面においてはインド工科大学デリー校との戦略的共同研究プログラムを中心に米国メリーランド大学ボルチモア校オーストラリアニューサウスウェル大学ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校との国際的な連携を行っている
・金子晃介氏について
九州大学理学部物理学科卒業九州大学大学院システム情報科学府修士課程にてコンピューターグラフィックスの研究に従事その後同大学院博士課程に進学し機械学習の研究に従事2013年に同大学院博士課程単位取得退学後九州大学附属図書館付設教材開発センターのテクニカルスタッフとして電子教材の開発任務を担当2014年に九州大学大学院システム情報科学府より博士号(情報科学)を授与後同センターの助教として教育工学の研究に従事2016年6月より九州大学サイバーセキュリティセンターの准教授としてサイバーセキュリティ分野の教育及び研究を推進している
【Copyright/商標】
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※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問合せ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
株式会社スカイディスク 窓口(担当:高井)
TEL: 080-8424-2195
E-mail: contactus@skydisc.jp
九州大学サイバーセキュリティセンター 窓口(担当:金子)
TEL: 092-802-2652
E-mail: kaneko.kosuke.437@m.kyushu-u.ac.jp