製造現場へのAI導入を推進するスカイディスク、音分析のPoCを高速化して簡易パッケージで提供
5社限定でキャンペーン価格にて実施する企業を募集開始
株式会社スカイディスク(本社:福岡県福岡市 代表取締役社長兼CEO:内村安里 以下 スカイディスク)は、人の聴覚特性を模したAI音分析「SkyAI for Sound(スカイエーアイ フォア サウンド)」を用いて、実証実験(PoC)を高速化する簡易パッケージを提供いたします。また、先着5社限定でキャンペーン価格にて実施する企業を募集します。
実証実験を高速化する背景
AIビジネスは2019年以降、実際の業務課題に対してAI活用を検討するユーザーが増えてきており、多くの実証実験が開始されるとともに実稼働に移るケースも多く見られるようになりました。
そんな中、課題となっているのが実証実験の長期化です。高コストの投資、かけた時間工数などにより期待値が膨らみ、プロジェクトが長期化して当初の想定より数ヶ月以上の期間を実証実験に費やさざるを得ない企業も存在します。
そこで、スカイディスクは製造業で実績のある音分析の領域にて、実証実験を小規模かつ高速化いたしました。従来は1〜2ヶ月の期間を要する音データの特徴量抽出からAIモデル作成までを、簡易パッケージとして1週間程度で提供いたします。
これにより、AI活用を実証実験段階から脱し、実用化へのスピードアップを目指します。また投資コストを下げることで、今までAIへの投資に踏み切れなかったお客様にも実証実験を実施いただけます。
AI音分析「SkyAI for Sound」とは
スカイディスクは創業から150件以上、製造業におけるAI導入プロジェクトに携わってきました。SkyAI for Sound(旧 SkySound)も製造業向けのAIサービスの一部として、熟練の技術者にしか聞き分けられない音の違いを捉え、官能検査を効率化することを目的に開発しました。
SkyAI for Soundでは、さまざまな特徴抽出手法を組み合わせ、1分程の音データから1万件以上の特徴量を抽出しています。抽出した特徴量は、スカイディスクの解析技術を用いて最も効果の高い特徴量に絞り込まれ、音判定AIの作成に用いられます。特徴量作成、絞り込み、AI化技術の組み合わせにより、従来手法では捉えることが難しかった音の特徴を検出できるようになりました。
また、音データの前処理に人が音の特性を理解する仕組みを応用することで、人の聴覚特性に近い判定を可能にしています。これにより、人が音を聞いて正常・異常を判断する業務をAIが代替できるようにしました。
今回提供する簡易パッケージでは、お客様自身にて取得済みの音データとSkyAI for Soundを用いて音判定AIを作成し、精度検証を行います。音データをもとに正常・異常を判定できるかどうか、AI化の実現可能性をご確認いただけます。
SkyAI for Sound利用方法
下記の手順でご利用いただけます。
- 判定対象の音データを取得。
- SkyAI for Soundを用いて、音判定AIを作成する。
- 音データを用いて正常異常を判定させ、音判定AIの精度検証を行う。
- 各社にあわせてAIモデルをチューニング。
- SkyAI for Soundを組み込んだシステムを開発する。
- 開発したシステムを運用する。
音データの取得、音判定AIモデルを精度向上するチューニング、その他のカスタマイズについては別途ご相談ください。
音分析PoCの実施企業を募集
SkyAI for Soundは、基準が厳しいとされる日本の製造業の検査工程で利用されることを前提に、熟練技術者の方に知見をいただきながら開発されています。この度、適応範囲が製造業に限らず、音データ全般の正常・異常判定に利用できることがわかってきました。
そこで、先着5社限定でキャンペーン価格にて提供、SkyAI for Soundを用いた音分析PoC簡易パッケージを実施したい企業様を募集いたします。
お問い合わせフォーム
実施を希望する企業様は、下記お問い合わせフォームからお申し込みください。おって担当者よりご連絡いたします。
https://skydisc.jp/information/2139/
主な機能
音データを使った正常・異常判定
準備いただくデータ
- サマリーデータ:「ファイル名」「正常・異常ラベル」の2列で構成されたデータ
- 音データ:正常音 100件以上、異常音 30件以上
注意事項
- 録音形式は一定に揃えてください。wav形式を推奨します。
- 録音環境は一定に、同じ位置で収録してください。判定精度に影響が出る場合があります。
- 下記の環境では判定精度が保証されません。
- 周囲の環境ノイズが高く、対象音の録音に支障をきたす場合。
- 対象音が小さいなど、録音を行うのが困難な場合。
モデルケース
・研究開発における異音検査
・製品開発の設計試作工程におけるフィードバック
・ある自動車製造における官能検査工程
【Copyright/商標】
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