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2月28日開催! LoRa Alliance All Member Meeting報告会イベントレポート

  • 2017/03/15

こんにちは。スカイディスク東京オフィスのたかいです。

本日はスカイディスク主催で2月28日に開催したイベント、「LoRa Alliance All Member Meeting報告会」の一部を、レポートとしてお送りいたします。

 

今回のイベント内容

LoRa Alliance All Member Meetingとは世界最大のLoRaのイベントで、LoRaWANの普及を目的に開催されています。年に3回、LoRaWANのロードマップ発表、勉強会、プロダクトオープンハウスなどが行われます。

全世界でLoRa Alliance登録企業は2017年1月時点で428社。
2017年1月23日~25日にロンドンのRoyal Park Hotelで開催された第7回LoRa Alliance All Member Meetingでは、この登録企業428社のうち約250社から410名が参加したしました。今回のMeetingイベントでは、韓国最大の携帯電話事業者「SKテレコム」などの登壇の他、参加メンバー間での情報交換の機会がたっぷりあったとのこと。

 

そこで得た世界のLoRaWANの最新の活用状況を、スカイディスク独自の視点でまとめ、クローズドなイベントの場でお伝えするための報告会を開催しました。

当日は月末のお忙しい時期にも関わらず、20社ほどの皆様にお集まりいただきました。中には大手デベロッパー企業の新規事業部の方や、なんと関西からお越しいただいた方も。

当日の様子

 

なぜ日本にはLoRaの事例が少ないのか

参加者から特に注目を浴びたのは、世界各国のLoRa活用状況についてでした。

「LPWA」、Low Power Wide Areaの名前の通り、広域で省電力を売りにしている新しい通信技術のLoRa。前述の通りLoRa Allianceに加盟しているメンバーは400社を超え、2〜3ヶ月おきに数十社が新規参加しています。多くはフランスをはじめとする欧州の企業です。

なぜ欧州では多くの企業が加盟しているのか?まずはこちらのスライドをご覧ください。

各国のLaRa活用フェーズ

欧州では政府または自治体がスマートシティ開発のためにLoRaネットワークを敷設し、IoTが作りやすい環境が整えられています。そのため、街灯の電池切れを事前に予知するようなIoT、スマートライティングや、駐車場のIoT、スマートパーキングの他、水道のIoT、スマートメーターなど、生活に身近なサービスのIoT化が進んでいます。このままサービス提供価格も下がっていき、コンシューマ向けサービスのIoT化が進んでいくことが想定されます。

一方で日本はまだまだ黎明期。福岡市がLoRa基地局を設置し、通信網を整備するというニュース(※)がリリースされましたが、自治体単位でのネットワーク敷設もまだまだ。
※2017年2月25日の日経新聞九州版、「福岡市をIoTの街に」より

そのため、いざIoTを導入しようと思っても、自らがセンサーとゲートウェイを準備し、ネットワークサーバーを構築して情報をクラウド上にあげ、可視化・分析をするためのアプリケーションの設定をしなくてはならず、参入のハードルが高いのが現実です。

このスライドからお伝えしたいことがもう1つあります。それは、活用期のポイントとしてあげました「他社との仕様互換性をもつ」というところ。

「LoRaWAN」はLoRa Allianceが定めた、 オープンスタンダード規格です。対応プロダクトをLoRaWANのネットワークで動作させるためには、LoRaWAN 規格に準拠している必要があります。それに加えて、相互接続検証を行う必要があるのですが、日本ではまだLoRaWANの相互接続テスト仕様が確定しておらず、相互接続が保証されていないのが現状です。ですので、「LoRaWAN対応をしている」といっても、様々なLoRaWAN対応機器と直ちに繋がるという訳ではない点には注意が必要です。

日本でも間もなく、公式認証試験が始まる見込みになっています。

 このような状況を踏まえ、スカイディスクでも、LoRaWAN認証試験を直ちにクリアする予定です。

実際にお隣の韓国では、SKテレコムによって2016年にたった3ヶ月で12,000台のゲートウェイが設置され、人口カバー率99%を達成しました。この普及スピードからも、普及が始まると一気に全国レベルの広がりになると思われます。

それでは最後に、LoRaネットワークが普及すると、どのような未来が待っているのか—日本よりも一歩進んでいる世界の具体的なIoTの事例を2つ、ご紹介します。

 

世界の事例1. オランダのDimo Systems

1つ目はネズミ捕り(ラットトラップ)IoTサービスを提供するオランダのDimo Systemsです。
ネズミが罠にかかると、LoRaを使って警告を出すというシンプルなサービス。倉庫など広い場所でのネズミ捕り器の見回りをする負担を低減するために導入をする個人のお客様が多いそう。ボタン電池2個で3年の動作を謳っており、省電力のLoRaならではのサービスと言えるのではないでしょうか。また、B to Bだけではなく、B to Cで応用されてきている好例と言えます。

展示ブースの様子

 

世界の事例2. ルーマニアのInteliLIGHT

2つ目はストリートライティングシステムを提供する、ルーマニアのinteliLIGHTです。政府や大企業主導のスマートシティプロジェクトに採用されているサービスで、電灯のオンオフだけでなく、異常電流を検知して、故障予知もできます。マレーシア、ヨーロッパ各国、中東にも導入実績があります。

展示ブースの様子

 

もっと詳しく知りたい方は、お問い合わせをお待ちしております

いかがでしたでしょうか。イベント当日にはたくさんご質問をいただき、ご参加者のみなさま同士のネットワーキングタイムも大変盛り上がりました。

これからもみなさんのIoTビジネスを一歩前に進めるようなイベントを開催していきたいと思いますので、次回はこれを読まれているみなさんともお会いできますことを、楽しみにしております!

 

また、ネズミ捕りIoTから着想をされ、イノシシなどの獣害対策に応用できないか?と考えられた方や、電灯など人の目では行き届かないようなあの場所に設置することはできないかな?と考えられた方。
もっと詳しく聞きたい!と思われた方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら→https://skydisc.jp/contact/

ではまた!

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